きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」は

女性の魅力が輝く所作において「美しさ」を感じた時に使われています。

由来は言葉に登場する3つの花の魅力からきていると言われています。

それぞれの花の特徴は・・・

  • 芍薬(しゃくやく):ボタン科の多年草。細くスラリと伸びる茎が特徴。6月が開花時期。

  • 牡丹:(ぼたん)ボタン科の落葉小低木。枝分かれをした先に豪華な花をつける。5月が開花時期。

  • 百合(ゆり):そよ風に優雅に揺れる姿が美しいと言われる。7月が開花時期。

これらの花の特徴から

「まるで、女性の美しい立ち振る舞いは芍薬のよう、

女性が優雅に座っている姿は牡丹のよう、

女性が軽やかに歩く姿は風に揺れる百合のよう」というたとえにつながり、

誕生したと考えられています。

振袖の柄に使われることも多い、花の柄です。

こちらは、葉の形からすると、5月が開花時期の牡丹です。

まだ、4月なので、我が家の庭の牡丹も葉っぱだけです・・・。

ですので、重ね襟、帯揚げ、帯締めは葉のグリーンの色で

まとめて、爽やかにしました。

重ね襟などの小物に赤を挿しても素敵だと思います。

成人式の後は、結婚式などにも出席すると思いますが、

季節によって、小物を変えるのも素敵ですね。