きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

蚯蚓出(みみずいずる)

冬眠していたミミズが土の中から出てくる頃。

石の上にミミズを置いておくだけで、数十センチの土を作るのだそうです。石から土ですよ!すごいですよね!

ミミズは窒素やリンを含む栄養豊富な糞をせっせと排泄し、その糞はさらに小さな微生物たちの格好の住処となります。また土中を活発に動き回ることで土をやわらかく耕し、通気性をもたらすことから、日本では「自然の鍬」と呼ばれていました。英語名ではearth worm(地球の虫)です。

ミミズは嫌われがちですが、ミミズがいないと美味しい野菜も、花も育たず、そうなると動物も人間も生きていけないんですね。ミミズのおかげで着物の柄に素敵な花柄が使われていると思うと、嫌いになったら可哀そうです・・・。

このお振袖は、松、紅葉、桜、藤、杜若、牡丹の色合いがとてもきれいで、私の好きな振袖の一つです。

白の半襟をつけることが多いですが、黄緑の袋帯に合わせて、黄緑の半襟を付けました。

振袖に使用されている色が多いので、小物によって、雰囲気が大きく変えられます。

ピンク、黄色系で可愛くまとめたり、赤・紫・紺・黒系の色で恰好良くしたり、白や金で上品にしたりと様々な組み合わせで楽しめる振袖です。

振袖の購入、レンタル、母振でのコーディネイトなど着物に関することであれば、なんでもご相談下さいね。