きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

躑躅色(つつじいろ)

いま公共施設の植え込みなどによく見かける鮮やかな花を咲かせる植木の多くは、実はツツジファミリーのひとつの「サツキ」かもしれません。ツツジは4~5月に花が一気に咲く一方で、サツキは5~6月頃に花が咲きます。

 

サツキといえば、ラッパ状の花の蜜を吸った経験もある人も多いのではないでしょうか?花片の下から蜜を吸うことができますが、これがちょっと要注意みたいです。ツツジの種類によっては毒性が強いものもあり、痺れたり、ひどい時には致死の可能性もあるのだとか。

実は、この毒があるという特徴がツツジの漢字で表されているんです。
ツツジは漢字で「躑躅」
不思議なことに、草花の漢字なのに植物を表す「くさかんむり」がついていないどころか、両方の字に「足」が付いていますよね。この漢字の意味は、「足踏みする」「ためらう」という意味。

その昔、ツツジを食べた羊が死んでしまい、羊たちはツツジが毒を持った植物であることを認識し、それ以来ツツジの群生する場所に近寄るのをためらうようになった姿から、「羊躑躅」と表されるように。いつのまにか羊の部分が取れて「躑躅(ツツジ)」となったのだそうです。

本日はサツキが雨に濡れて、更に色が鮮やかに見えていることだと思います。

躑躅色コーデの浴衣を本日はご紹介。

沢山の花が描かれた黒地の浴衣に同系色のストライプの半巾帯を合わせました。

躑躅色がお好きな方にオススメですよ。

仕立て上がりの浴衣もございますが、反物の浴衣も販売しております。

ご予約し、ご来店いただけましたら、18日まででしたら、仕立て代は無料サービスさせていただきます。

今年の夏も浴衣で楽しみましょう♪