米沢紬

5月13日(金)~16日(月)までの4日間、大創業祭をおこなうのですが、その際に米沢紬が沢山揃います。

 

 

山形県米沢市を中心に作られる織物を米沢紬と言います。

そんな米沢紬の歴史は上杉藩の米沢入城から始まります。関ヶ原の戦いの後、上杉家は会津120万石から米沢30万石に減らされ、米沢へ領地へ移したのです。

藩主上杉景勝の側近だった直江兼続(なおえかねつぐ)は藩の収益拡大のため織物の素材となる青苧(あおそ)やお蚕さんの餌の桑染料となる紅花などの栽培を勧めました。

これらを藩の米沢の特産物としてさまざまな織物産地に売って藩の財政の基盤としていきました。そして江戸中期になって米沢織を産業として確立させたのが、米沢藩主の上杉鷹山です。

  • 武家の婦女子に内職として機織りを習得
  • 養蚕業に力を入れる
  • 本場・京都(越後)から縮織物師を招いて研究開発

などを取り勧め、米沢の織物産業が飛躍的に発展しました。

この時期に紅花や藍、紫根(しこん)など植物染料で糸を染めてから織る「先染め」の技術が確立され
米沢織として全国に知られるようになりました。

米沢市は撚糸製作を専門とする工房から、織り、縫製を行う工房まで、すべてが揃っているいわば分業制で成り立っている。

市内で糸から製品になるまでの全てまかなえるのは、京都以外は全国的にも大変珍しいことです。

それに加えて山形県の置賜地区の「米沢市、長井市、白鷹町」を中心に生産される織物の総称を米沢織、置賜紬と呼ぶ人もいます。

 

素朴ながらも、艶やかな生地の米沢紬。紬は着る回数が増えることに体になじんでしなやかになっていき、着心地も良くなります。

 

今回は、米沢紬の着物に、マーガレットの帯。夏の米沢紬を羽織にしたコーディネイトをしてみました。

これからの季節、5月ぐらいになると合わせの羽織りでは暑く感じます。そんな時は夏物の透けるような地の生地で羽織りを作るととっても素敵💗

しかも軽くて、着ていても帯を守るし、帯が透けて見えるのでオシャレ♪

羽織り紐は当店オリジナル『素遊』のもの。羽織り紐を着物に合わせて変えるだけでイメージが変わりますよ。

 

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