あきらめた着物がタンスに眠っていませんか?

当店で年に3回実施している着物クリニックでは、着物をお値打ちに洗うだけではないんです。

きものクリニックでは、着物の仕立て直し、色替え、シミ抜き、金箔染め、金駒直し、パールトン加工など沢山の加工がお値打ちになっているので、着るのをあきらめてしまった着物が眠っていたら、タンスから出してみて、当店にもってきて、生まれ変わらせることができるんです。

Q・母が大切にしていた着物も、サイズが合わないために、綺麗に着れないんです。

A・一度すべてほどいて、洗い、仕立て直すことができます。身長差が大きすぎるとできない場合もありますが、お腹の部分に足し布をしたりすれば、着用すると、帯の下に隠れて見えないので、大切にしたい小さい着物は、胴継ぎをするのもおすすめです。

Q・若い時に買った着物は、、シミが沢山出来ているし、着用するには色味に抵抗があって、着れないわよね・・・。

A・現状より、濃い色なら染まります。(紬の着物はムラになる場合もあります)。場合によっては、染まらない部分も出てきますので、染めたい色をご相談ください。染めをした後に、サイズを今のサイズに仕立て直したり、袷の着物の八掛の色を変えたり、単衣にしたりと、さまざまな方法で、今、自分が着たい着物に変える方法があるんです。

こちらが染まる前の着物の生地は、高校生のときに着ていた着物で、色味が派手すぎて、着るのが恥ずかしい。

染めた後の生地がこちらです。オレンジや、黄緑などのカラフルな色味が消えるようにしたかったのと、黒い着物が欲しかったので、黒く染めなおしました。一部、白抜きの花がのこっていますが、真っ黒よりも、変化が合ってよかったです。地模様の鱗柄がはっきりと見えるようになって、大満足。

Q・着物はいいけど、着物の裏地が黄色いのは、着れますか?

A・黄色く変色してくるのを放置していると、着物まで変色を招く恐れがあります。それに、糸が古く、お尻などが着用時に避ける場合もあるので、着物をすべてほどいて、裏地を付け替えて仕立て直すこともできますし、生地が強い場合は単衣に仕立てることも可能です。新しい糸で綺麗に縫い直すことで、着物が生まれ変わります。

着られない状態でタンスにしまっておいても、ただ、場所を取り劣化していくだけ。少し、お手入れをしてあげることで、着れる着物にしたほうが、着物にとって、自分にとって、いいことだと思うのです。

自分のサイズに仕立て直したり、色を変えたり、袷の着物を単衣に変えたりと、いろんな方法で着物を美しく着る為の手段を、職人さんと話をして、価格も確認しながら相談できるのが、きものクリニックの素晴らしい点です。

まずはご自身の箪笥を確認し、ずっと、タンスにしまいっぱなしの着物を確認してみませんか?

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