きものくらちの小牧店ブログ
節分
2021.02.02
旧暦では本来、節分とは季節の節目である「立春、立夏、立秋、立冬の前日」のことをいい、年に4回あります。
旧暦では春から新しい年が始まったため、立春の前日の節分の今日は、大晦日に相当する大事な日でした。そこで、立春の前日の節分が重要視され、節分といえばこの日をさすようになったのです。
江戸時代の江戸では、大晦日に当たる節分には年越しそばを食べていたようです。そして、鬼は邪気や厄の象徴とされ、形の見えない災害、病、飢饉など、人間の想像力を越えた恐ろしい出来事は鬼の仕業と考えられてきました。
鬼を追い払う豆は、五穀の中でも穀霊が宿るといわれる大豆です。豆が「魔滅」、豆を煎ることで、煎り豆=射る魔の目、として煎り豆を鬼に向かって投げつけて邪気を払う習慣が定着したようです。
ちなみに東北に住んでいたことがありますが、雪国では、雪の中にまいても、見つけやすいように落花生を殻ごと投げていました。
今日は鬼を追い払う煎り豆コーデ!?にしてみました。
煎り豆色?ベージュの色無地にベージュとスモーキーピンクの博多帯を合わせて。長襦袢にスモーキーピンクの麻の葉柄を組み合わせるとちらりと見えるオシャレなコーデになりますよ♪しかも麻の葉柄は邪気払いの意味を持つ柄。節分にももってこいの柄ですよね!
今夜は豆まき、恵方巻、イワシは必須です。