きものくらちの小牧店ブログ
桜始開(さくらはじめてひらく)
2021.03.26
七十二侯では、桜始開(さくらはじめてひらく)
全国各地から桜の開花が聞こえてくる頃。本格的な春の到来です。きれいな桜の木の下で、自然に感謝し春を祝福しましょう。
愛知県の開花状況はどうでしょう・・・・・調べてみると、満開は今日、3月26日!!!
サクラのサは「山の神様」を意味し、春になると里へ降り、田の神となって稲穂に宿ると信じられていました。
この山の神様(サ)が、山から里に降りてくる途中で「座する場=(クラ)」が桜の木だったことからサクラと名付けられたともいいます。
また木花之佐久夜毘売という日本の神話に登場する女神にちなんだ名前ともいわれています。桜のように咲く美しさと、いずれ散る儚さの両面を持っている女神です。
そんな桜は日本人に親しまれてきた日本を代表する花の一つです。
着物にはもちろんですが、振袖の半数以上に桜が描かれていると思うほど、桜柄は多いですね。
ちなみに、ここ数年、さくら。という名前の成人するお嬢さまが多いように思います。そして、さくら。という名前のお嬢様には桜柄の入ったお振袖を勧めたくなってしまいます。
今回は桜満開の振袖をご紹介!!!
年中着用できるように、春の桜と秋の紅葉が一緒に描かれています。
秋の結婚式に出るなら、紅葉の色合いで小物をコーディネイトするのも素敵ですね!
春なので、半襟も桜。重ね襟も桜色でコーディネイトしてみました。
着物は、ある意味、世界最古からあるコスプレみたいなものではないかと感じます。色の組み合わせで季節を表現したり、季節や行事ごとの柄があり、着て歩いているだけで、何かを表現できる素敵な民族衣装だと思うのです。
成人式の振袖、卒業式の袴だけでなく、四季のある日本だからこそ、若い方にも着物を着て頂けたらなと思います。