きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

雉始雊(きじはじめてなく)

七十二侯では1月15日から、雉始雊。

キジの雄が「ケーン」と鳴いた後、羽を羽ばたいて大きな音を出すことを「母衣(ほろ)うち」というそうです。

色鮮やかなオスが、この求愛行動で懸命にアピールをしても、メスはなかなか応じず、素っ気ない様子から、「けんもほろろ」という慣用句が生まれたそうです。

キジの雄叫びや激しい羽ばたきはオス同士の縄張り宣言。ここにいるぞ、と自分の存在を敵に知らせるためなのですが、狩猟においては、それが仇になり、しばしば居場所を知られ命を落とすことに。そこから「雉も鳴かずば撃たれまい」ということわざが生まれ、「不要なおしゃべりは災いを招く」という意味合いで使われています。

また「頭隠して尻隠さず」も、危険を感じたキジが草むらに隠れても長い尻尾が出ていることからできたことわざだそうです。

今は雉を見かけることもなかったですが、ウン十年前・・・小学生の頃は近くの野原では、頻繁に目にした鳥でした。ちなみに、これは遠い田舎の話ではなく、春日井市での話。20年ぐらい前も、春日井インターチェンジの入口入った、ロータリーのようになっている中央部分は草むらになっていて、雉がいるのを何度も見かけました。

雉は国鳥。福沢諭吉の一万円札の裏も雉でしたよね。今の諭吉さんの裏は鳳凰なので、お札でも雉は見かけないですね・・・。

雉はとっても身近な鳥だったのに、色んな所で見かけなくなったのは残念です。

 

オス雉は紫、青や緑の羽根が艶やかで美しいですね。

今回は鮮やかな緑のお振袖コーデをしてみました。

緑系のみで構成されたお振袖は緑好きにはたまらないと思います。

小物は白、金、モスグリーンで合わせてコーディネイトしました。

 

当店は小牧店市内はもちろん、春日井、犬山、豊山、江南、大口、扶桑、一宮、北区、北名古屋市、可児など様々な地域からご来店頂いております。

着物の購入、レンタル、お母様のお振袖等の小物合わせ、当日のお仕度(ヘアー・着付け)、前撮り撮影会も当店で行う事が出来ます。着物の洗い、仕立て直し等、お着物のことでしたらなんなりとご相談ください。

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