きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)

3月5日から9日ごろまで。七十二侯では、蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)

土中で冬眠をしていた虫たちが、暖かい春の日差しの下に出てき始める頃。虫とはいいますが、冬眠から目覚め始めるすべての生き物のことをさします。

息が白くなるような朝から、日差しが暖かく感じる朝になり、春を感じます。

 

着物は、寒い冬を越した土を表現するような茶色の米沢紬。

帯はピンクと白の春色の博多織り。

帯締めは、芽吹きを感じる若草色のもの。

帯留はガラスのピンク色を合わせて。

冬眠から覚めたばかりの春の芽吹きを表現したコーディネイトにしてみました。

色合わせで季節や行事を表現できるのは日本のKIMONOだけだと思います。

こんな素敵な文化を今後も残していきたいです。

 

ちなみに、もう少し、暖かくなったら着物を菜の花色に変えても素敵です💕