きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

今日は七夕

七夕は、中国から伝わった行事で奈良時代には日本に伝わってきていました。

本来は中国では、「乞巧奠(きこうでん)」という、7月7日に織女星にあやかって、はた織りや裁縫が上達するようにとお祈りをする風習から生まれました。庭先の祭壇に針などをそなえて、星に祈りを捧げます。やがてはた織りだけでなく芸事や書道などの上達も願うようになりました。

平安時代より、日本の四季に合わせて衣替えを行ってきました。江戸時代に入り、幕府によって年4回の更衣が制度化され、庶民にも広がりました。

・4月1日~5月4日:袷(あわせ/裏地つきの着物)
・5月5日~8月31日:単・帷子(かたびら/裏地のない麻や紗の着物)
・9月1日~9月8日:袷
・9月9日~3月31日:綿入れ(袷の表地と裏地との間に綿を入れた着物) 日付は旧暦です。

江戸時代は年中行事の一つとして、一斉に更衣を行っていました。しかも、当時の更衣は、夏物と冬物を入れ替えるのではなく、次の季節に合わせて着物を縫い直し、着物に綿を入れたり、出したりしていたのです!
庶民の着物の枚数は、一人3~5枚程度。寒い9月から3月にかけては袷の表地と裏地との間に薄い綿を入れて「綿入れ」として着用し、4月になると綿を抜いて袷にします。5月5日には袷の着物をほどいて表地と裏地で2枚の単にし、夏の間に着まわします。そして、9月になるとまた袷にします。少ない枚数の着物を季節ごとに「袷→単→袷→綿入れ→袷……」へと縫い直し、フル活用。大変です。

着物だけではなく、羽織、胴着、襦袢なども縫い直します。初冬には、来年のための新しい着物の縫い物も始まります。そして、更衣の縫い直しを含め、家族全員の衣服の管理を行っていたのが、各家庭の主婦たち。更衣の期日に遅れようものなら、一家の主婦としての家事能力を疑われ、とても恥ずかしいことだったそうです

昔の日本では、女性が着物が縫えるというのは当たりまえのことだった為、裁縫が上達するようにお祈りする事は大切なのでしょうね。

針仕事が上達するように今夜はお祈りしようと思います。

今日は短冊をつるす笹も厄除けです。笹の浴衣で大人カッコイイコーディネイトをしてみました。