きものくらちの小牧店ブログ
振袖コーデ(撫子色 なでしこいろ)
2023.08.21

撫子はたくさんの色があるのですが、薄いピンク色を撫子色といいます。
撫子は、別名 常夏。「常夏(とこなつ)」とは、一年中夏のような気候であることを表す言葉。なぜその名で呼ばれたというと、4月から11月まで、長く咲いていたことからだと言われています。
『源氏物語』にも26帖「常夏」があり、庭に日本のなでしこと中国のからなでしこ、2つの国の「常夏」が彩りよく植えられていた様子が綴られています。
その撫子色に、大きな百合と、右半身は七宝柄と向かい鶴という縁起の良い絵柄が描かれています。
左右で印象の違うお振袖は、写真に撮った時にずいぶんと面白味のあるものになりますね。
七宝柄は、輪が四方に広がるという意味から、古くは『四方襷』などと呼ばれ、その四方が七宝へと変化したと言われています。
その他、『仏教に経典に出てくる7種類の宝』=『七宝』からきているという説もあります。ちなみに『7つの宝』とは①金②銀③瑠璃(るり)④玻璃(はり)⑤しゃこ貝⑥珊瑚(さんご)⑦瑪瑙(めのう)です。
円形が繰り返し連鎖し、『円満』や『ご縁』などの意味が込められています。その『縁やつながり』は七宝と同等の価値があるということで、その名がついたとのことです。
とにかく縁起の良い柄ですね。半襟、帯、草履バッグも七宝柄でまとめてみました。
重衿に、新しいものが入荷いたしました。
つけ衿のような感覚で、振袖のイメージがずいぶんと変わりますね。無地の振袖や、百合、バラなどの洋花柄のお振袖によく合いような重衿です。
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