七十二侯では、今日から桃始笑(ももはじめてさく)。桃のつぼみが開き、花が咲き始める頃。昔は“咲く”という言葉を“笑う”と表現したそうです。ゆっくりと開いていく桃の花は、ほほ笑んでいるようにも見えます。
着物は一足早いのが良いと言われています。というのも、桜満開の空の下に、桜が満開に写実的に描かれたお着物は、自然の花の美しさを味わうことから言うと、あまりそぐわないとされ、半月早めに着用をするとよいとされています。
しかし今回は長襦袢に桃の花の柄を忍ばせて。こっそり見える分にはオシャレですよね💕
茶色の米沢紬を桃の木に見立てて。ベージュと桃色、水色の博多帯を合わせて。春の空の色の帯留を合わせて。
そしてこちらは空色の置賜紬を合わせて、桃色ガラスの帯留を合わせて。
着物が変わるだけでうららかな着こなしです。


