今、SDGSがうたわれていますが、江戸時代は徹底したリサイクル・リユースが行われていました。
江戸時代、すぐに着ることができる着物として販売されるのではなく、反物として販売され、その反物を自分たちで縫って着物にしていました。今は浴衣など、すぐ着ることのできる状態で売られているものもありますが、今でもほとんどの着物は反物で売られていますよね。その人のサイズに合わせて縫製するので、着物はオーダーメイド品なのです。手のかかった高級品である着物なので、大事に扱うのも当然のことだといえます。新しい着物を手に入れるにも、一般庶民には高級品のためなかなか簡単には手が出せません。
そのため、一度手に入れたものは徹底的に使い倒して、これ以上使いようがない！というところまで使い続けられていました。
江戸時代、古くなって着られなくなった着物は、長襦袢、布団カバー、座布団にしたり、古着屋に売ったり、使える部分だけを使って、子供用に仕立て直したり、端切れ、糸はリサイクルショップに売り、下駄の鼻緒にしたり、ボロボロになった布は雑巾にしたり、使い古した雑巾は燃やして燃料にし、燃えて残った灰は灰の買い取り業者に売ったりと、最後の最後まで本当に徹底的に無駄なく使い切っているのです。まさに究極のエコ！
モノを大事にする習慣やその精神は、現代でも見習いたいところです。
お家に気に入っているお着物があるけれど、若い時に買ったから、色がもう似合わない・・・。太って、サイズが合わない・・・。八掛の色が赤や黄色等の明るい色すぎて、今は使いずらい・・・。母から譲り受けたけど、身長が高くて、身丈が足りない・・・。等などで、着ない着物はありませんか？
もったいないです。箪笥にしまってあっても仕方ありません。色を好みの色に染め直したり、サイズも今に合うものにしたりすれば、自分だけの着物になりますよ💗
この機会にきものクリニックで相談してみませんか？
ちなみに、着物はもう着ないのよね。という方へ洋服へのリメイク相談会も行っております。
サンプル品も多数揃えておりますので、是非お手持ちのお着物を持ってきていただいても良いですし、サンプルをお買い上げいただく事も出来ますよ。
是非、この機会にお越しください。
