辻が花の基本となる絞り染めは、奈良時代から日本に伝統的に続く手法です。布を結んだり括ったりして染めた初歩的で簡略なものから、絵模様の輪郭を縫い絞って多色に染め分けたものまで様々なものがあります。
「辻が花」という名称は、15世紀後半に初めて文献上に現れ、1596年には豊臣秀吉が明国の使者へ、帰国時の餞別として辻が花を贈ったという記述もあるのです。
お母様のお振袖でも辻が花模様のお振袖はとても多く見かけます。そしてなんといっても、いつの時代のお振袖か分かりずらいという事には間違いないでしょう。
今回は水色の辻が花のお振袖のコーディネイト。
全体がブライトカラーで絵付けされているので、小物もブライトカラー系でコーディネイト。
同じ明度で合わせるのが一番バランスがとりやすいので、お振袖の中の黄色と、黄緑、ピンクを小物に合わせたコーディネイトにしてみました。
半衿にはピンク地にぎっしり🌸桜の刺繍。重ね襟は黄緑、黄色にレースとパールがダブルでついた半衿を合わせて。
可愛く元気なコーディネイトになりました。
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