きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

母の日

今日は母の日。

今日、出社すると、店内にクレマチスが置いてありました。

母の日のプレゼントでいただいたものでした。とても可愛い花で、よく見ると、中心部分が菊のようなクレマチスでした。

そこで思い出したのです・・・。

アメリカや日本では母の日のプレゼントの花のイメージはカーネーションですが、オーストラリアに滞在していた時に、スーパーマーケットの出入り口が突然、菊の花だらけになり、驚きました。

私は、菊は仏花のイメージだったため、なぜ菊を送るのかを質問したところ、菊を英語では ”クレサンセマム” と言い、最後に mam ”マム” と付き、ちょうど季節が秋で、菊の収穫時期とも重なり、オーストラリアでは菊をプレゼントすることが多いのだと聞きました。

 

菊は着物の柄として、とても多く使われ親しまれている花の模様の一つです。菊は放射線状に整っているため太陽に例えられています。

不老不死、延命長寿の漢方薬としても利用され、その名残として重陽の節句に菊を眺め、菊酒を飲む習慣が現代でも残っております。
菊は、不老不死、延命長寿、無病息災、邪気払いの基本的意味がある吉祥文様です。

 

今日は菊づくしのお振袖のご紹介!

半衿、帯、振袖もメインは菊柄。帯締めにも菊のつまみ細工を合わせました。

振袖は菊、松竹梅、流水、七宝、紅葉、橘、亀甲、扇、牡丹といった吉祥文様づくし。

昔の日本人は様々な疫病、自然災害に悩まされ、乗り越え、衣装に華やかさと願いを込めたのだと感じます。

コロナに打ち勝ち、成人式を迎え、沢山のお友達と華やかな振袖姿でと楽しんでほしいとせつに願います。

5月末まで、10時から18時までの営業時間となります。

振袖をご覧になりたい方は、是非ご予約の上、ご来店いただけますと嬉しいです。