きものくらちの小牧店ブログ
款冬華(ふきのはなさく)
2021.01.21
七十二侯では、款冬華(ふきのはなさく)
凍てついた地面に蕗(ふき)の花が咲き始める頃。地面には雪が積もり、強い寒さが襲ってくる時期ですが、草花は春に向けて着実に準備を進めています。
幼稚園のころ、雪深い所に住んでいました。目の前が山でしたので、山菜取りなど、頻繁に山に入っていました。雪解けが始まるころに、山に入り、雪を溶かしながら芽を出している、ふきのとうを収穫していました。ふきのとうの天ぷらを食べると、小さいながら、春が来るなあ。と感じていたものです。しかし、すごくおいしいものだと感じていませんでしたが、今となれば、贅沢な食事だったと感じます。
今回は、これから卒業式や入学式等の御祝い事にもオススメの袋帯をご紹介。お着物はそれに合わせて無地の着物をいくつか合わせてみました。
白地の奈輪織りの帯。螺鈿や金糸を織り込んで素敵。きらびやかではありますが、主張しすぎない色で、合わせやすい帯です。
訪問着も素敵ですが、柄もない着物で一歩控えた気持ちで、主張しすぎない色無地がオススメです。着物一枚に帯三本と言われています。三本ぐらい、合わせられる帯を持っていると、とても重宝しますよね。と同時に、無敵の色無地を数着持っていても便利です。