きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

薔薇 浴衣

もう梅雨に入ってしまいましたが、この時期は、家や公園に花が沢山咲いていて、空気まで花に浄化され、気持ちが良いように感じます。

薔薇がキレイな時期なので、薔薇柄の浴衣をご紹介。夏用の長襦袢を着用し、夏着物としても着用できます。

薔薇の柄の着物というと、着る人を選んでしまうようにも思いますが、派手すぎないバラ柄です。帯次第でシックに着用できますよ。

今回はシックに着こなしたいので、黒とカーキの兵児帯で大人っぽくして、帯留にマゼンタのメノウ石を合わせてみました。

兵児帯は2本使って、ボリュームたっぷりに結びました。

ピンクの兵児帯なら可愛らしくなりますが、シックな色合いの兵児帯なので大人の女性も着やすい色になっていると思います。

江戸幕府からパリ万博に出向き、その際に浮世絵がヨーロッパの画家たちに影響を与え、アールヌーボー、アールデコとして日本に文化がもたらされ、大正時代には薔薇やチューリップなどの花柄や、幾何学模様の着物が流行ったのです。そして、和洋折衷の着物の着方が流行りました。

何百年と着物の形は変わらないのに、柄や色で個性や季節を表現できる着物は素晴らしいです。