きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

源氏香

日本書紀によると、香木は推古天皇3年(595年)に淡路島に漂着したといわれる、日本香文化の源流は古代インドから中国をへて、仏教と共に入り、香木が焚かれるようになることに始まり、平安時代になると宗教から切り離されて、宮中遊戯として、薫物合せとして平安貴族の間で流行したのです。

源氏香(げんじこう)は、香道の楽しみ方のひとつで、源氏香の図の成立は300年前のころと考えられ、源氏物語を利用した組香ですが源氏香の図の作者は不明です。

香道においては香を「聞く」と表現します。香木の香りを聞き、鑑賞する聞香(もんこう)と、香りを聞き分ける遊びである組香(くみこう)の二つが主な要素であり、香木は生き物、その一つ一つに魂が宿ると考え、この稀少な天然香木を敬い大切に扱う。大自然の恵み、地球に感謝し、そして彼らが語りかけてくる事を聞き取らなければならないと考えています。

 

平安時代の源氏物語の主人公 光源氏がかかわった女の人たちの名前が5本線と横棒だけでシンプルにデザインされていて、季節や吉凶までもが表現されているというのです。

そんなわけで、今日は、イケメンモテモテ男子にオススメ!!!

源氏香柄の浴衣。

光源氏になったつもりでこんな浴衣はどうでしょうか。

 

シンプルに芭蕉でできた角帯を合わせました。ざっくりと着て欲しいですね。

もしくは、モテないなあ。という男性も、これを着ていれば、文学女子からお声がかかるかもしれません・・・。