きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

7月7日は浴衣の日

7月7日は七夕でもありますが、浴衣の日。

1981年(昭和56年)に日本ゆかた連合会が制定しました。

七夕は古くは棚機たなばたと表記し、古来衣服を縫って祖霊に供えていたことや、七夕の行事として女の子は色の付いた糸を結び、7本の針と瓜を供え、裁縫の上達を祈り、衣類に感謝する日だったという中国の故事にちなんだものだそうです。

・・・・・浴衣の歴史・・・・・

平安時代、貴族が風呂に入る際に着用した湯帷子(ゆかたびら)がその原型とされています。この当時のお風呂は専用の衣服を着て入る蒸し風呂で、そのための湯帷子は麻織物でできていました。

安土桃山時代頃に裸で湯に浸かる入浴習慣が生まれると、湯上がりに肌の水分を吸い取らせるために着られるものとなり、江戸時代にはお風呂上りに着る衣服として、広く庶民に愛好されるものとなったのです。

近年になり、昼間も浴衣で出かけるという事が普通になってきました。

ちなみに、日本人の着物は左が上になるように着ます。それは奈良時代、719年に衣服令が発令され、「健康な者は老若男女を問わず右を先に合わせてから左が外側になるように着るべし」と定める「天下百姓右袵」が定められたことに由来するのです。

と言う事で、1300年以上の歴史があるので、着物を着るときは左が上になるように着て下さいね。

 

 

今回は浴衣の日にちなんで、ザ・浴衣。ともいうべき、藍染の東京長板手ざし染 菊唐草模様の浴衣コーデをご紹介。

いまでも斬新な柄の浴衣も人気ですが、伝統的な浴衣も見直されてきています。

帯を変えるだけで、年齢問わず着ることが出来る浴衣です。

①黄色に麻の葉柄の半巾帯を合わせて、元気な印象に。

②シルバーグレーの半巾帯と帯揚げ帯締めでクラシックな着こなしに。

③抹茶の兵児帯に帯締め、帯留を合わせてシックな印象に。

③エンジの帯と帯締め、帯留で落ち着いた印象に。

⑤レースのマゼンタ色の半巾帯で可愛らしい印象に。

着物一枚に帯3本と言われていますが、5本あったら尚嬉しい!

自分を表現できるような着物って素敵。お好きな浴衣や帯を見つけに来てくださいね。