きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

振袖コーデ(定番の赤)

定番の赤い振袖。

というのも、振袖と言ったら、赤よね。とおっしゃるお母様たちがとても多いです。

もちろん、毎年、赤を着用されるお嬢様が多いのも事実。

振袖もやはり赤が多く作られているのも事実。

ただ、色合わせや、小物が年々進化するので、コーディネイトの幅が広がってきているように思います。

今回コーディネイトするのは、梅柄の絞りで、赤、白、茶、金で構成されたお振袖。今までなら、黄緑や紫の色を組み合わせたりして、色合いを増やしたコーディネイトをしておりましたが、茶系等のナチュラルカラーの小物をオリジナルで染めてもらったこともあり、色味を4色で押さえ、半襟、振袖、帯、帯締めを梅柄で合わせた、梅尽くしコーデです。梅の花は、1月から3月が時期なので、早生まれのお嬢様にもオススメ。もちろん”梅”が苗字や名前につくお嬢様にも!

 

ちなみに、梅は、古来より寒さ厳しい冬に、香り高く咲くために、特に尊ばれてきました。梅の木は奈良時代に中国から輸入されたのですが、中国文化の「学問に励むと梅が咲く」という故事・好文木(こうぶんぼく)の影響で、貴族に好まれました。
平安時代に桜の人気が出るまでは、花見と言えば、桜ではなく梅の花のことでした。
菅原道真が、特に梅を愛したことが知られ、やがて、天神信仰の普及につれ、中世には庶民の間でも、梅の人気が高まり、着物や帯の文様として広く使われるようになりました。
梅の毎の文字は母親を表しますが、厳寒の最中、香り高き花を咲かせる梅の姿は、まさに子を産み育てる母親の強さ、尊さに重なります。
松や竹と組み合わせて、「松竹梅」とされる縁起の良い花です。

半衿も梅。

重ね襟は着物の中の色を組み合わせて。

帯揚げにもこげ茶を合わせ、今どきコーデです。

赤い着物でも合わせる色合いで、雰囲気を変えられるのが着物の良いところ。

ご自分に合ったコーディネイトを探しにご来店下さいね!