きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

2022年成人お嬢様 前撮り撮影会

抹茶色に菊、麻の葉、菱亀甲が描かれたお振袖を選ばれたお嬢さま。

着物の柄は美しいとか可愛いから。と言った意味だけではなく、意味があるのです。

菊は「長寿」を象徴する花で、中国には菊水・菊慈童という2つの延命長寿の伝説があります。
菊の群生地から流れ出た水を飲んだ里人が長寿になったという菊水の伝説と、菊の露が滴った渓流の水を飲んで長生きをした菊慈童の伝説です。

「麻の葉文様」は、江戸の女子たちの間で流行し、やがて、子どもの着物や下着、産着にも用いられるようになります。
子どもの死亡率が高かった時代、子どもが生まれると、女の子には赤、男の子には黄色か浅葱(あさぎ)色の「麻の葉文様」の着物を着せました。これは、麻は生命力がとても高く、まっすぐに育つことにあやかったもの。何よりも、麻の葉の模様そのものに邪気をはらう力があるとされていました。「麻の葉文様」の産着の習慣には、大人たちの「すくすく健康に大きく育って欲しい!」という子どもの健やかな成長と厄除け、魔除けの祈りが込めてられていたのです!
また、安産祈願のお守りにも「麻の葉文様」が見られます。

菱亀甲は、菱形の中に花びらを4枚描いた文様。平安時代から有職文様として一部の人たちしか使うことが許されなかったことから、高貴、上品という意味があります。

 

はっきりしたお顔立ちのお嬢様に、半衿は市松模様。重ね襟に黒、赤を合わせることでお顔に合った、キリッとした印象に。

髪飾も赤、白、抹茶色でコーディネイト。

アルバムの出来上がりが楽しみです♪

当店は小牧店市内はもちろん、春日井、犬山、豊山、江南、大口、扶桑、一宮、北区、北名古屋市、可児など様々な地域からご来店頂いております。

着物の購入、レンタル、お母様のお振袖等の小物合わせ、当日のお仕度(ヘアー・着付け)、前撮り撮影会も当店で行う事が出来ます。着物の洗い、仕立て直し等、お着物のことでしたらなんなりとご相談ください。

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