きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

振袖コーデ(牡丹)

白地に大きな牡丹が描かれたお振袖。

日本では牡丹(ぼたん)という名称で知られていますが、中国などでは、「富貴草」「家神」「花王」などと呼ばれており、その美しさは古から上流階級の人々に愛されてきました。 また、日本には奈良時代頃に伝わったとされ、当初は薬用として用いられたと言われています。

牡丹の花は、古来中国から来た植物で、牡丹の「牡」は「オス」という意味を持っており、雄しべや雌しべが花弁に変化し種子が出来ていくことから「牡」が形容されたと言われています。 牡丹のの「丹」は「赤」という意味を持っており、牡丹の花の色を指しています。

 

牡丹の花言葉に「王者の風格」といった花言葉があります。「風格」といった花言葉には、シルクを思わせる花びらが幾重にも重なり、毬状にまるまったその王者のような花姿にちなんでいるとされています。 原産地の中国では、牡丹の花の豪華さと気品が他を圧倒するものとし「花王」や「花神」の別名も付けられています。

唐時代の中国では、皇帝が牡丹のあまりの美しさに魅了され、深く愛した花であったと伝えられており、「風格」や「富貴」という花言葉は、牡丹が皇帝を魅了し、愛した花だったことに由来していると言われます。

「恥じらい」といった花言葉の由来には、かつての西洋人がアジア人の「奥ゆかしい美学」を感じ、牡丹に付けられたとされています。牡丹は西洋でも栽培されていますが、西洋人から見た牡丹は、アジア人を思い出す花だったようです。

白い振袖ですが、とても風格を感じる牡丹が描かれていてとてもゴージャスです。このお振袖の牡丹柄を生かす為に、あまり色を入れずにコーディネイトしてみました。

 

ポイントは半襟の花の葉の緑と帯揚げの緑。

全体を白いコーディネイトにし、緑を効かせ色に使いました。

 

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