きものくらちの小牧店ブログ
女信長 訪問着
2021.11.08
女信長と題名のついた訪問着
御簾の柄を全面に手書きで配しています。
御簾を調べると、御簾とは簾(すだれ)の一種で、布の縁取りなどが付けられた高級なものを指す。
大名や公家などの地位の高い者が、謁見者に姿を隠して会話するために天井に取り付けられていたものが多く、表舞台に立つことを「御簾を上げる」ということもある。
とあります。
御簾の布の縁取りには信長の家紋の木瓜が描かれ、着る女性は信長家の御簾をまとった、高貴な女性。というわけですね。誉田屋源兵衛さんの10代目社長の山口源兵衛さんが、こだわり作りあげた訪問着。
真っ白に見えますが、ほんの少しグレーがかった地色に透明感のある銀で描かれた御簾。縁取りには深い緑の布に信長家の家紋の木瓜柄がとってもカッコイイ。
昨日まで展示されていましたが、どうしても忘れがたい訪問着です。
また、来年11月の誉田屋源兵衛典が楽しみです。