きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

振袖コーデ(真紅に梅)

梅の花は、まだ寒い時期にいち早く花をつけ、香りも良いことから、「長寿や気高さ、逆境に耐える強さ」の象徴とされます。

最近のお振袖は梅柄が多いように思います。憶測ですが、令和になったから。だと思っています。

というのも、令和という元号は、万葉集の第5巻、『梅花の歌』から引用されたからです。

<書き下し文>
初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す
<現代語訳>
新春の好き月、空気は美しく風は柔らかに、梅は美女の鏡の前に装う白粉の如き香りを漂わせている

日本の古典を由来とした理由は、「日本が持つ四季折々の自然や文化を、後世に残したい」という首相の想いによるものといわれています。
また、万葉集にはさまざまな階層の人々の歌が収められていることから、「豊かな文化と伝統を象徴している」という首相の考えも理由の1つです。

令和に決定した際の首相談話に、
「春の訪れを告げる梅の花のように、明日への希望と共に、一人ひとりが大きく花を咲かせられる日本でありたいとの願いを込めた」と、令和に込めた意味が表れています。

このように梅柄のお振袖を着て、大きく花を咲かせられるように。と願いを込めていただくのもとても素敵なことだと思います。

今回のコーディネイトは、半襟や帯に黒い色を合わせて、キリッとした印象になるようにコーディネイトしてみました。

半衿はあえて、菊。邪気を払い、長寿を願う模様です。

帯は梅、椿。椿は、厄除け、申し分のない魅力を意味する模様です。

帯締めにも梅のコサージュがついています。

 

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