きものくらちの小牧店ブログ
山形県 紅花染、米沢紬
2019.04.25
紅花染・・・はるか昔、シルクロードの長い長い道のりを、年月をかけて日本に
伝えられ、山形県に室町時代に入ってきました。
江戸時代から、幕末までは、最盛期で、
『紅一匁金一匁』といわれるほど、大変高価なものでした。
米沢紬・・・1767年、上杉藩主『上杉鷹山公』によって、
貧窮にあえいでいた米沢藩の財政立て直しの政策が行われました。
武士も農民と一緒に、田を耕し、畑を耕し、布を織る・・・
米沢織りの始まりです。
250年以上経った今でも、米沢に地場産業として、鷹山公の
精神とともに受け継がれています。
今回、店頭に並ぶ、『紅花染 よねざわ 新田』は、
江戸時代、武士の家であった新田家でも機織りを行っており、
1884年に『袴の新田』が創業されました。
その伝統を受け継ぎ、真綿手引紬糸、新田式括り染での
手作りの温かみのある色、光沢のある紬を作り出しています。
明日のブログで、反物を紹介させてただきます。