きものくらちの小牧店ブログ
夏には、南国の着物
2019.05.11
今日の予想最高気温が28度???夏日です・・・。冬には北国の着物が暖かく、夏には南国の着物が涼しいですよね。
今回は南国のお着物を紹介いたします。
芭蕉布は、沖縄や、奄美群島の特産品です。糸芭蕉という、バナナ(実芭蕉)に似た茎から採取した繊維を織った布です。薄くて軽く、張りのある感触から、汗をかきやすい夏場でも肌にまとわりつきにくく、涼感を得られる生地として、着物、蚊帳、座布団にも使われていた、伝統的な布です。1反を織るのに、必要な芭蕉の木は、なんと!40本から50本!芭蕉布は100年以上続く無形重要文化財にも指定されている、高級織物です。
芭蕉布紬に模様を似せて作ったのが、このセオアルファという生地で作った浴衣です。木綿の浴衣に比べてとっても軽いです。
①お家で洗濯し、干すだけで、アイロンいらず。
②汗をサッと吸い取り、素早く発散。
③爽やかな肌触り。サラサラとしたドライ感、清涼感のある着心地
④適度なハリとコシでシルエットを保ってくれます。
浴衣としても着れますし、夏用の長じゅばんを着れば、夏の着物になります。半巾帯でも、落ち着いた更紗柄の藍染の帯をすれば、竹籠や、パナマ草履などを合わせて、南国風涼やか着物コーデの出来上がりです。
男性も、さらっと羽織れるセオアルファはおススメです。
昔は、お風呂上りに着ていた浴衣。お祭りだけでなく、毎日のお風呂上りにもおすすめですよ~♪