きものくらちの小牧店ブログ
梅雨到来
2019.06.28

梅雨到来を感じる、蒸し暑い日が続いていますね。
本来、正式な場では、単衣を着用といわれる6月ですが、普段着では、暑くなれば半袖の洋服を着るように、着物も、夏用を着ています。
20年以上前、着付けを習い始めたころは、基本を教えてもらうので、和装ブラジャー、キャミソール、肌襦袢、長襦袢、着物。と上半身でも5枚も身に着けていました。冬はこれでもいいですが、夏はもちろん暑い。しかし、この仕事についてから、どんどん中身(紐や下着)をそぎ落としていくようになったのです。
こちらは、半襦袢。
襟と袖はついていますが、上半身は綿のちぢみ織りで透け感があり、汗を吸い取り、肌襦袢と長襦袢が合体したようなもの。
透け感のある着物なら、裾除けを着ればいいですし、透け感がない、濃い地のものであれば、半襦袢一つでいいと思います。襟に、襟芯を入れたら、見た目は夏の着物と全く区別がつきませんよ。
そしてこちらは半襟付き着物スリップ。
肌襦袢に襟芯が入れられるようになっているので、長襦袢がいりません。
こちらは透け感のない着物にはばっちりですが、透け感があると、袖がないので違和感が出ます。
ただ、上記2点ともに、肌襦袢と長襦袢が、合体しているようなものなので、2枚を1枚に減らせます。
それでも暑いと感じるのであれば、衣類用冷却スプレーを襦袢にかけるといいそうです。
上記の襟付き襦袢に、乱絽、紅型模様の浴衣、張りのある兵児帯で銀座結びをしたら着物風になりますよ。
着物が好きだけど、いろんなことがよくわからないなあ。と思うことはいっぱいありますよね。そういうときこそ、当店にお越しください。体験から学んだことが沢山ありますので、何か力になれることがあると思います。