きものくらちの小牧店ブログ
処暑 綿柎開
2019.08.23
二十四節季・・・処暑(しょしょ)
暑さの峠を越え、朝夕には涼しい風が吹き、心地よい虫の音が聞え、穀物が実り始める頃。しかし、台風も多くなる季節です。
今日から処暑が始まりましたが、本当に朝夕は涼しくなってきましたよね。雨で気温も下がってきています。本当に昔からの知恵で季節を24に分けただけでなく、意味もつけているのがすごいと感心します。
七十二侯・・・綿柎開(わたのはなしべひらく)
綿を包む柎(うてな)が開き始める頃。柎とは花の萼(がく)のことです。柎が開き始めるとふわふわとした綿毛が中からとび出してきます。この綿毛が木綿の糸や布になります。
この木綿を使った着物『伊勢木綿』をご紹介。浴衣のように着ることができ、洗濯機で洗濯できます。日常着(ジーパンにTシャツのような感覚)として気軽に着て頂きたい着物です。
気温が30度もあれば、浴衣でないと暑いとは思いますが、気温が25度ぐらいになればこの木綿の着物一枚で浴衣のように着こなして、寒くなってきたら、着物の下に長襦袢を着て、更に寒くなれば、長襦袢の下にヒートテックを着れば暖かい着物です。真夏以外は楽しめる着物です。
カジュアルな着物なので、わざとブーツや、ヒール、スニーカーを履いたり、ベレー帽をかぶったりなど、楽しんで着ていただくこともできますよ。
今、若い人でも着物で過ごす人が増えてきています。まずはカジュアルな着物から始めてみませんか?