きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

松の内

門松を飾る期間を松の内と言うそうです。

関東では、7日まで。関西では、15日まで。

愛知県はいつまでなんでしょうね・・・。

 

お振袖や、黒留め袖、訪問着などにはよく見かける松の模様。

松は古代中国では、風雪に耐え、厳寒や酷暑にも常緑を保つことから節操が高いことを意味しました。また、神通力のある仙人は松の木を住家として、松の実を食すという仙人思想と結びつき、松は長寿延命の印とされました。
ちなみに、松よいう文字の「公」は男性・父親を意味します。

日本でも、古くより、松はどんなに瘦せた土地、また岩の割れ目でさえ、永く芽吹く日を待ち続け、やがて芽を出し生長する生命力の強さ、千年もの寿命があり、四季を通して葉の色が変わらないことから「常盤木(ときわぎ)」と呼ばれ、縁起の良い木として吉祥のシンボルにされてきました。

 

年中着用できるおめでたい柄ですが、お正月には、尚 良いデザインだと思います。

そんな中でも素敵な松の柄の袋帯を、辛子色の無地の着物と、松の内コーディネイト!

もう少しキラキラしていなかったら、普段着用にしたいところです。