きものくらちの小牧店ブログ
桜始開 (さくらはじめてひらく)
2020.03.26
七十二侯では、桜始開。
全国各地から桜の開花が聞こえてくる頃。本格的な春の到来です。
愛知県では、3月22日に昨年より4日早く開花し、28日に満開を迎えるそうです。
桜は日本を代表する花で、その名前の由来についても諸説語られています。
サクラのサは「山の神様」を意味し、春になると里へ降り、田の神となって稲穂に宿ると信じられていました。
この山の神様(サ)が、山から里に降りてくる途中で「座する場=(クラ)」が桜の木だったことからサクラと名付けられたともいいます。
お花見パーティーは自粛するように言われていますが、春らしい色の着物を着て、桜の木の下をお散歩してみてはいかがでしょうか。
今回はマスカット色の博多織りのお着物に、白地の葡萄柄の帯。
葡萄は秋しか着られないとお思いでしょうが、たわわに実のなる、豊穣を表す意味があるので年中着用可能です。
帯締め、帯揚げも合わせて、春らしいコーディネイトにしました。
今どきは、ガツンとした帯締めをあわせるのも洗練されたイメージになるようです。