きものくらちの小牧店ブログ
鴻雁北(こうがんかえる)
2020.04.10
七十二侯では、鴻雁北(こうがんかえる)といい、燕とは逆に、冬の間を日本で過ごした雁が北のシベリアへと帰っていく頃です。雁は寒いほうが得意なんですね。
着物でも雁の絵が描いてあるものがありますが、単独で描かれている場合は、秋に着るのが良いそうです。雁が冬に、日本にやってくるからでしょう。
花札でもススキと一緒に描かれているのが、雁ですね。
皆様の家紋は何でしょう?
世界を見渡しても、家族代々、家紋を受け継ぎ持っているのは日本だけだそうです。
着物の家紋は、背中の中央に入れるのが、ご先祖様。両胸の家紋はご両親。背中側の袖に入れるのは、ご親族一同という意味があるのです。
正式な着物は家紋が入ります。両親、先祖、親族が家紋に表され、着る人を守る意味があるためなんです。
日本には、2万5千以上も家紋は存在するそうです。お墓や、仏壇、先祖様の着物についていると思います。
一度、ご自身の家紋を調べてみてくださいね。