きものくらちの小牧店ブログ
牡丹華(ぼたんはなさく)
2020.04.30

七十二侯では、牡丹華(ぼたんはなさく)
百花の王である牡丹が開花し始める頃。美しく、存在感があり堂々としている牡丹。中国では、国の代表花として牡丹があげられ、数え切れないほどの逸話や美術に登場します。
今の振袖では、一番多く描かれているであろう牡丹柄。
百花の王であり、立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿はユリの花、と言われているように、女性の美しさを表す花として、牡丹に例えられるほど。
振袖では、ちょうど、膝上ぐらいに一番大きな柄がくるように描かれているものが多いのは、座れば牡丹だからかな・・・。と考えてしまいます。
芍薬と牡丹はゴージャスな花の咲き方がとても似ているものがあり、実家には両方が咲いていて、見分けがつかなかったのですが、見分け方を教えてもらいました。
牡丹は木に咲き、葉っぱの一番先端が、三枚に分かれた形です。
芍薬は茎から咲き、葉っぱは細長いんです。
明日から、しばらくの「ブログで、当店の牡丹柄の振袖を沢山見てもらいたいと思います。