きものくらちの小牧店ブログ
紅花栄(べにばなさこう)
2020.05.25
あたり一面に紅花が咲く頃。紅花は古代エジプト時代から染料として利用されていました。花びらの水に溶ける黄色の色素と、水に溶けない赤の色素から、紅色がつくられます。
日本では山形県の県花としても知られています。
紅花と聞くと思い出すのが、”思いでぽろぽろ””というジブリの映画と、山形の新田織物の紅花染めの米沢紬。
山形の米沢にある新田織物では、1884年から武士であった新田家が袴地の生産に乗り出し、1963年紅花染めを始めます。同じ色のものは一つとしてない紅花染めの織物たち。一目惚れをしたら逃がせませんね。
今日は昨日紹介した、新潟の小千谷縮の反物に、山形の紅花染めの半巾帯を合わせました。
浴衣 杉山織物 小千谷ちぢみ 麻 墨色/カラシ・白縞
半巾帯 新田織物 裂き織り 紅花染め イエローベース
下駄 撫松庵 台/桐 黒
籠 素遊 藤 黒