きものくらちの小牧店ブログ
腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)
2020.06.13
七十二侯では、腐草為蛍。
「ホタルが暗闇に光を放ちながら、飛び交う頃。きれいな水辺に住んでいると思われがちですが、野原でも蒸れて腐りかけた草の下で、明かりを灯し始めます。
腐草(くちくさ)とは、ホタルの異名。かつてホタルは朽ちた草からできたものという俗説に基づく言葉もあるようで、万葉集や、日本書紀にもホタルは描かれているようです。
蛍を鑑賞する世界観は昔からあるものなのですね。『ホタル狩り』に出かけるのであれば、浴衣姿がピッタリですよね!
紺地の定番浴衣は年齢問わず着用できる浴衣。また紺地の浴衣はブームが来る予感!!!
同じような黄色の半巾帯でも、少しの色の違いやデザイン、光沢で雰囲気を変えられるので、コーディネイトを見て下さい。
①元気はつらつ、明るく、若々しいイメージ。
光沢のある明るい黄色は、夜でも目立つ半巾帯。蝶々結びや羽をいっぱい作った帯結びで元気よく。
②可愛らしく、優しいイメージ。
浴衣と同じなでしこ模様の、薄い黄色の半巾帯。裏地も白なので両方をうまく出した結び方をするとキレイ。
③落ち着いて、上品なイメージ。
カラシ色に近い黄色で、織地がしっかりとしています。お太鼓風に半巾帯を結ぶと、更に大人っぽい着こなしに。
同じ浴衣でも、帯一つでイメージは変わります。
自分の個性や、表現したいイメージを込めて浴衣を着るのも楽しいですよ。
浴衣 綿 紺/白 なでしこ
半巾帯 ポリエステル
下駄 ①きもの道楽 木/綿
②、③ 竹/木/麻