きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

2021年成人 お嬢様前撮り撮影会

黄緑色のねじり梅柄のお振袖を購入頂いたお嬢さま。挿し色に紫をところどころ配色し、色白のお嬢さまに、大正浪漫の柄ゆきがとても似合っていて可愛いですね!

令和に成人を迎えるお嬢様に、梅の柄はピッタリだと思います。

というのも、令和は万葉集が出典元で、

<原文の引用部分>
初春月、気淑風、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香

<現代語訳>
新春の好き月、空気は美しく風は柔らかに、梅は美女の鏡の前に装う白粉の如き香りを漂わせている

梅の開花による春の訪れや、梅の美しさと香りの良さを表現しているのが特徴的な歌といえます。

今までは中国の古典から元号が決められていたようですが、今回、日本の古典を由来とした理由は、「日本が持つ四季折々の自然や文化を、後世に残したい」という首相の想いによるものといわれています。
また、万葉集にはさまざまな階層の人々の歌が収められていることから、「豊かな文化と伝統を象徴している」という首相の考えも理由の1つです。

令和に決定した際の首相談話に、令和に込めた意味が表れています。
「春の訪れを告げる梅の花のように、明日への希望と共に、一人ひとりが大きく花を咲かせられる日本でありたいとの願いを込めた」ということです。

梅の柄を着こなすお嬢さまが、これから大きな花を咲かせられることと思います。

髪の毛は下ろして、カールさせ、大正浪漫柄のお着物にも似合っていますね。

アルバムの出来上がりが楽しみです♪