きもの くらち

きものくらちの小牧店ブログ

半夏生(はんげしょうず)

七十二侯では、半夏生(はんげしょうず)。

半夏(からすびじゃく)が生える頃であり、半夏生の名をもつ草の葉が白く染まる頃。
農事の節目ともされており、田植えを終わらせる頃です。

緑と白のコントラストがいかにも涼し気で、わずかな期間を告げる夏の色に、心が踊ります。葉が白く変化することから、半化粧、片白草とも呼ばれています。楚々とした風情があり、夏の茶花にもよく使われる草花です。葉が白くなるのは虫を呼び寄せるためだそうで、花期がすぎると緑一色に戻ります。

この頃に降る雨は大雨になることが多かったころから、半夏雨(はんげあめ)と呼ばれています。

昨日も、南九州で川が氾濫するほどの雨が降りましたが、半夏雨だったのでしょうか。

洪水が起きるような雨は嫌ですが、雨が花や緑に降り注ぎ、キラキラしているのはいいものです。そんな綺麗な雨を連想するような名古屋帯が入荷しました。大胆な花柄の浴衣に合わせてみました。

しかし、よく見ると、帯は流れ星をイメージしていたようで、流星という名前がついていました・・・。今度は流れ星をイメージしたコーデに挑戦します。

 

浴衣 撫松庵 セオアルファー 黒/ポピー/アマリリス

名古屋帯 近賢織物(有) 絹/和紙  流星 黒/ターコイズブルー

帯揚げ 丹後ちりめん 絹 白/灰/若草

帯締め 絹 白/灰/水色