きものくらちの小牧店ブログ
水始涸(みずはじめてかる)
2020.10.04
二十四節季では秋分。
七十二侯では、水始涸(みずはじめてかる)。田の水を落として、稲穂の刈り入れを始める頃。収穫の秋まっただなかで、大忙しですが、黄金に色づいた稲穂が輝き、風がなびく風景はとても美しいです。
稲を刈りというと、こんな風景が思い浮かぶと同時に、こんな事を思い出しました・・・。
『鈴木』さんの由来は、熊野地方で刈りとった後の稲わらを積み上げたものを「すずき」といったことから、というのが有力だというのを聞いた覚えがあります。調べてみると・・・
この熊野に住んでいた一族が紀伊国藤白(和歌山県海南市)に移り、王子社の神官となり、熊野信仰を布教する人たちの共通の名字として「鈴木」を名乗ったと思われます。この「鈴木」さんたちが、熊野信仰の布教のため全国各地へ移動し、そこに土着したのです。現在では東日本に多く分布し、関東圏内では一番多い名字となっています。
稲で思い出しました、草履バッグ!
稲の模様っぽいですよね。鈴木さんか、稲と付く名前(稲垣さん、稲本さん、稲山さんなど)の方にもってもらいたいと思ってしまいました。
この稲模様?の草履バッグを主役に、秋のコーディネイトしてみました。
草履バックの地色がレモンイエロー色なので、レモンイエローの色無地に葡萄唐草模様の帯を合わせて。
稲と葡萄、秋の味覚コーデです。ちょっといいお店にお食事に行くのも素敵です♪